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2014.09.30(Tue):占い
中々、面白そうなテーマですね。また、一般の方々にも少しは占い業界の歴史が正しく理解できるのではないでしょうか?
 
 占いの歴史がいつから始まったのかは諸説色々ございますが。一つ挙げるとしたら易の始まりの約五千年前からと言う事は出来ると思います。易は運勢学の大元にして後に様々な学問を生み出していく切っ掛けになりまた、様々な占法を生み出す切っ掛けにもなっています。
 
 この五千年の歴史の中で一体いつから占い業界がおかしくなり始めたのか?実は五千年前からすでにおかしくなり始めていたのです。
ここで、一つハッキリさせておきたい事があります。何を以っておかしいか?という事です。以下にまとめてみました。

①その原理、原則を歪曲。
②歴史を歪曲。
③オカルト、霊感、神秘と混同。

大まかに言えばこの三つを我々、其仙流は運勢学を大きく歪曲し正しく理解していないと一応、位置づけております。

この①~③はいつの時代でもどの土地、国でも起こって来た事です。そういう意味では五千年前からすでにこの業界はおかしくなり始めていたと言っても過言ではないでしょう。いつの時代でも自分が開発者、宗家、創始者を名乗りたがる者やオカルト、霊感、神秘と混同したり、思い込んだりする者はいますからね。
(ただし、③は全否定ではありませんので補足しておきます。)
鳥居1
                                 

ここからは特にこの日本に於いていつからこの業界がおかしくなり始めたのか?を述べていこうと思います。

 日本古来から存在しておりました占法は、どちらかと言うとお呪いやそれこそオカルトと混同していたようです、古くは鬼道や風占いなど俗に言う「お告げ的」位置づけですね。
 それから後に平安時代あたりから中国を主に海外の占術が輸入されてきました、方位学、易学、観相学など多種多様なものが日本に入って来たのです。
 
 でここで一つ問題があります、実は輸入された占術のほとんどが偽物、まがい物、大事な部分を抜き取った状態などで輸入された事です。
 つまり、初めから偽物を掴まされていたわけですね。さらに、それまでの日本の「お告げ的占い」と思想が相まって後に色々な占法、占術を日本が開発していく事になっていきます。

そもそも、何故中国が偽物を日本に輸出するような事になったのか?これは幾つかの理由が存在します。以下に幾つか挙げてみました。

①焚書。
 焚書とは、時の政権にとって都合の悪い政治的影響力のある書物を全て燃やす行為が中国では何度も起きております。この焚書によって多くの占術、占法の古書も失っています。代表的な焚書を挙げると易学ですね、易の占法は古今東西、全部で三つで、一つは連山易、一つは帰蔵易、一つは周易の三つをして三易といいます。
 この三易の中で連山易と帰蔵易は焚書によって失われて現在では残る周易だけが伝わっておるわけです。

この焚書から逃れるために口伝で次の担い手に継承するようになったり、大事な部分を抜き取った状態にしたりして後の世に伝わったのが一つの理由でございます。

②一つに縛られる事を嫌った。
 時の貴族、王族のお抱えに一門がされたりする中で占法を守るためにお抱えになる事を嫌った流派、一門がこれも口伝や大事な部分を抜き取る事によって後に伝えたのが原因です。
 お抱えになる事を拒めば一族、一門を皆殺しにし敵国に占法、占術が漏れるのを恐れたほどです。

以上の二つが後に日本に偽物、まがい物、大事な部分が抜き取られた状態で輸入された理由の一部です。当時の中国ではすでに本物とまがい物を見分ける事が出来る者はほんの一握りでとても正しく見分ける事など不可能であった事でしょう。
 情報化社会が進み、インターネット、国際交流が進んだ現代でさえ本物とまがい物を見分ける事が出来ないのですからある意味仕方ない事でしょう。

 さて、ここからが今回のメインですが日本に於いてこの占い業界がおかしくなってしまった原因が大きく言いますと二つあります。大元は先ほど述べました、そもそも輸入された占法、占術はまがい物だという事が前提ですが、それでも本物は日本に少数ですが輸入されています。ですが、いつの時代でも本物は隠れ、まがい物が跋扈するものでございます。

日本に於いて占い業界がおかしくなっていった出来事の原因に 一つは水野南北先生の南北相法があります。
宝暦10年(1760年)から天保5年(1834年)江戸時代中期の人相家です。一般的に観相学の大家と呼ばれ「節食開運法」を唱えた人物です。
 日本の観相学の先人を我々、其仙流も敬うかたわら南北先生の南北相法は実践では通用しないものとしております。確かに部分的には一理ある所もございますが、観相学の根本と運勢の原理、原則を深く理解していなかったのが評価できない理由でございます。
何故、南北先生が後に観相学の大家と呼ばれるようになったのか?その理由の一つに節食開運法を唱えた事があると思います。というか、南北先生の行き様が、どこかひょうひょうとし世捨て人と取れるような奇人と言っては失礼かもしれませんがどこか突飛拍子のない人物性が良い意味で後の観相学にも影響したのでしょう。その例の一つが節食開運法であると思います、節食する事によって人は運が良くも悪くもなるとしたもので、健康法としてなら一理ある所もございますが、決して開運法としてはお粗末なものでございます。
 そもそも、南北先生は師匠から観相学を学んだのは三日でしかなのです。とても観相学のイロハを熟知していたとは考えられません。
 まぁ、これらも諸説がいくつかございますが、南北相法が現代人相家にも多大な影響を与えている事は間違いない事実でしょう。ですが、南北先生の書物の幾つかを読んでも気色、神気を正しく理解しているようには思えませんし、運勢の原理、原則をとても理解しているとは思い難いものでございます。
 
 現代の観相家は南北相法は観相家としては必ず通る道の一つだ!とか南北相法一つ体得すれば他はいらない!と言っている観相家、人相家は大変多く見受けられます。
 これほど間違ったもしくはまがい物じみた相法が現代まで続くほどの影響力はすごいと思いますが、現代の観相家の多くが間違っておる大きな要因の中に観相学、人相学は暗記するものと思っているからです、相に現れたらそれはすでに過去の事ですから結果、分析占い、当てもの占いになっていくわけで未来への運勢に対しての指南は出来ません。つまり、暗記は暗記でも一つ一つの部位の現象を暗記するのではなく気色に於いても神気に於いても未来を観る勘所を体得すれば後はその応用です。

 これが日本の観相学に於いて少しづつ本道からずれだした一つの原因です。


日本の占い業界がおかしくなりだした、本道から外れだした原因の中に先に挙げました、観相学に於いては江戸時代の南北先生の南北相法が強く挙げられる事は述べました。ではその他にはと言いますと九星気学が挙げられますね。

 九星気学の創始者は園田真次郎先生といいます。明治9年(1876年)生まれ。大正13年(1924年)に気学を創始しております。このブログでも何回もお伝えしておりますが、九星気学は大きくいくつかの間違いを犯しております、以下に挙げてみました。

①男女ともに同じ九星の割り出しをしている。
②方位盤の四正を30度としている。
③歴史の歪曲。

①の九星の割り出し方は男女別で行うのが自明の理でございます。易を深く学べば分かります。

②の四正(東西南北)を30度で取っているのは何も気学が初めてではないのですがこれも易を深く学べば分かる事でございます

③の歴史の歪曲は何も気学だけには止まりませんが、調べればすぐに間違いだと分かる範囲でもいくつかあります。例を挙げましたら、九星気学が古代中国から存在しておったと言っておる気学鑑定士がいます。これは間違いの範囲ではなく故意に歴史を歪曲したとしか取れません、気学創始は大正13年(1924年)と文献にもハッキリ載っておりますから。明らかな嘘でございます。

このように、いくつかの大きな間違いを九星気学は犯しつつ現代まで来ております。またこれまでは占いとは長い下済みつまりは修業が必要と言う認識であったのが、勉強(知識)だけで占い師になれると言う認識も広がり急激に一般に広がりました。また大正時代から昭和初期にかけては高島易者が大変多くいたわけですが、この自称高島易者達によりこれまた九星気学は急速に広がり今日に至っています。
 この、九星気学に限らず明治、大正時代そして昭和の中期にかけては自称高島易者や色々なスタイルの占い師が世に出て来始めた時代ですね、ここが一つ、この業界がおかしくなり始めた二つ目の大きなポイントですね。これらを境に現代へと続き、数十年前では考えられない占法、スタイルなどが横行しております。
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「まとめ」
長々と書いて来ました今回のテーマ、いつから占い業界がおかしくなり始めたか?を取り上げて来ました。
勿論、細かい段階は無数にあった事でしょうが大きく分けると、先ずそもそも輸入元の本場中国に於いて当時からすでに本物はほとんど世に出ていなかったというのが前提で、観相学に於いては江戸時代の南北相法が後の日本の観相学に影響を与えた事、次に明治から昭和初期、中期に九星気学、自称高島易者を始め知識だけで占いをする者が急増して来たため。
 日本に於いてはこの二つが現代の占い業界が何でもありの、分析占い、霊感占い、オカルト占い、当てもの占い、神秘占いに偏った本物から掛け離れた占いになってしまった経緯でしょう。

 補足ですが、明治、大正時代はそれまで占いとはどこか世間から外れておる人たちが行うものであるとか、人目を気にしつつ利用するなど陰日向のどちらかと言えば陰の存在が日向に出て来た時代でもあります。
 この多くの占い師を輩出した時代に多くのまがい物の占法、占術ならびに多くの占いの何たるかを深く理解していない占い師も輩出してしまい、現代に続いておるわけです。

占いとは目に見えぬもの、つまりは「運」を取り扱う事に終始しなければなりません、そして相談者を開運へと導いていかなくては、その意義が見失われるでしょう。
 また、目に見えぬ運をどう捕捉するかは計算や知識だけでは到底無理な話・・・、故に運を観る事が出来る能力が求められます。さらに、どこまでも相談者の為に尽力するという高い人間性。 これらの心構えがしっかりと出来ておれば、中国から輸入された当時はまがい物ばかりでも、いずれは賢い日本人の事、必ず本物に行き着いた、気付いた、本物を見抜いた事でしょう。

 元々、民族として賢い日本人にしてこの有様です。やはり、古書にも載っております通り「これ妄りに人に教えるべからず」だったようですね。



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2014.09.09(Tue):占い
日本に於いても観相学、つまり人相、手相などは一般的に市民権を十分得たと言ってもいいでしょう。
 我々、其仙流も麻衣相法を継承しておるわけですが。

何回かブログでもお伝えしておるように、観相とは相に現れたらそれはすでに過去の事なんですね、未来は気色、神気などいわゆる光の動きを瞬時に捉えないと観えて来ません。それでも、色を追いかけすぎるとやはり、過去を観つめる事になります、氣とは形を成す前の段階は光のような雲のような状態ですこれをしっかり捉えないと中々、未来の運勢は観えずらいものです。
 古書にもこう記されています「観相とは人の氣を相する事である」と云っております。この氣の部分を不十分にしか理解してなかったのが今日の混乱の一因です。

 未来は決まっておりませんから、半歩先、一歩先を観ていく事が重要になってきます。気色、神気に於いて未来とは微かな光で現れます、光は瞬間瞬間に変化を致しますから、この微かなものを瞬間的、刹那的に捉え判断していく事が未来への指南になっていきます。
しかも、この判断力、解釈力に我々自身の人間性が同時に問われます。

 ですから、指南者や占い師は高い人格を目指さなければ良い指南は出来ないんですね。
指南とは占いとは言い当てる行為ではなく未来への開運の、また成長の、また問題解決のアドバイスをする事です。
この中に当てる行為は含まれますが、当てる事に始まり当てる事に終わる占い師は腕がないのと同時に人格ももう一つ出来ていないと言わざるを得ないでしょう。
                                 竹林

易は変化を説いています、つまり運勢とは決まりきった事ではなく常に変化し生成消滅を来り返しておるわけですからその原理が易から来ている観相も変化を捉えないと運勢は観えて来ないんですね。
 この変化が観相に於いては光、つまり気色や神気と言ってるわけです。

ですから、当流は観つめれば観つめるほど観えなくなるを代々、継承しているわけです。これは古書、「麻衣相法」にも記載されている事でございます。
 
 凝視すればすでにそれは過去の事しか観えなくなっていきます、未来を運勢を観たいのならば瞬間の光を追うしかないのです。

 ここで、将来への不安があります。我々のこの主張、「観つめれば観つめるほど観えなくなる」やこのブログでも何回もいっております我々、其仙流の未来を観る事に特化した透視術「無相」などを今後、我々が注目されたり我々の主張が通り出したら必ず現れるのが、後出しジャンケンをする者達です。

他流ですが過去にも色々いました、「それは私たちが先に発見しておりました」とか「それは代々奥義として伝わっておりました」とか、手のひらを返す如くのわきまえ無き、分別無き言動が起こる度に心を痛めておりました。

 ですから、ここで宣言させて頂きます。今後我々と同じような、または似たような主張をされる者は全員偽物でございます。くれぐれもご注意を。

 先人達からのこの預かり物が汚される事なく後世に正しく伝わっていくよう祈る思いです。
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